生活保護を受けようか考えているが、我々高齢者の場合はどれくらいもらえるのだろうか…?

金額が少なければやめようかな。
 

そんなことを考えているあなたのために、1人暮らしの高齢者の生活保護支給金額を紹介します。

生活保護を受けるかどうかの参考にしてください。

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高齢者の生活保護支給金額を紹介する前に

生活保護の支給金額は、住んでいる自治体によって変わります。

なので、支給金額を紹介する前にどの地域がどの級地に属するかを紹介します。
 

級地とは、生活保護の支給金額の多少によって6つのグループに分けたものです。

級地は1級2級3級の順に多いです。

それからさらに1と2に分かれます。

1の方が支給額が多いです。
 

1級地1

代表的なのは東京23区です。

さいたま市・横浜市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市なども入ります。

日本随一の人口集中地帯・大都会が当てはまると思ってください。
 

1級地2

札幌市・仙台市・千葉市・広島市・福岡市が入ります。

他には、所沢市・市川市・北九州市なども入ります。
 

大体、1級地1ほどじゃないがかなりの都会という地域が該当します。

滋賀県大津市や岡山県岡山市など、早速地方の県も入っています。
 

2級地1

ここは全国の県庁所在地が入ります。

県庁所在地が人口1位じゃない県の場合、福島県いわき市と郡山市以外も該当します。
 

地方の県は最大都市、都会の都府県なら10万人レベルの小都会が該当します。

埼玉県三芳町・東京都瑞穂町・神奈川県寒川町などの町もここから入ってきます。
 

2級地2

ここは地方都市のベットタウン・ちょっと大きめの街が該当します。

具体的には、茨城県取手市・新潟県長岡市・山口県宇部市などが該当しています。
 

3級地1

ここは、人口5万人以上の市など、小規模の街などが該当します。
 

3級地2

ここには片田舎からド田舎までが該当します。

60歳~69歳の人の生活保護支給金額ってどれくらい?

それでは、支給金額を見ていきましょう。

今回は生活扶助の金額のみを紹介します。
 

1級地

1級地1の支給金額は79,790円、1級地2の支給金額は76,370円です。

大都会でも1人暮らしなら、8万円は超えないですね。
 

2級地

2級地1の支給金額は72,110円、2級地2の支給金額は70,450円です。

1級地よりも大きく減っていますね。
 

3級地

3級地1の支給金額は67,310円、3級地2の支給金額は64,480円です。

都会でなければ支給額は7万円を切るようです。

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70歳以上の高齢者の生活保護支給金額はどれくらい?

続いては70歳以上の高齢者の生活保護費支給金額を紹介します。

60代の人より支給額が少ないようです。
 

1級地

1級地1の支給金額は74,630円、1級地2の支給金額は74,430円です。

1級地1と1級地2では支給額に違いがないようです。

これを見ると、1級地2の方が有利かもしれませんね。
 

2級地

2級地1の支給金額は67,460円、2級地2の支給金額は65,900円です。

1級地と違って支給額は差があります。
 

3級地

3級地1の支給金額は62,960円、3級地2の支給金額は60,310円です。

6万円をちょっと超えるだけの支給額になる地域が出てきましたね。

まとめ

60代の人の生活保護費支給金額は79,000円~64,000円、70代以上の人の生活保護費支給金額は74,000円~60,000円です。

人口の多い都会になればなるほど、支給額が多くなります。
 

高齢者の方は食べる量が少ないせいか、支給金額も少ないですね。

しかし、高齢者の生活費の平均は13万円程度です。

高齢者の方でも一か月7万円で生活するのは無理があるように思います。
 

支給金額を見て、実際に生活保護を受けるかどうかをじっくり決めてくださいね。

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