夫婦2人で生活しているけれど、私たちはどのくらい生活保護費をもらえるんだろう…?
支給が多ければ生活保護を受けてみようかな。
そこで今回は、夫婦暮らし世帯の生活保護支給金額を紹介します。
生活保護を受けるかどうかの参考にしてください。
なお生活保護の支給金額のうちの生活扶助(生活費にするお金)は、市町村ごとに定められた級地によって異なります。
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夫婦暮らしの生活保護支給金額:1級地1
1級地1は一番支給金額が多いです。
まずは1級地1の夫婦暮らしの生活保護支給金額を紹介します。
生活扶助は、20歳~40歳であれば119,110円、41歳~59歳であれば119,850円です。
住宅扶助は64,000円~48,000円が上限です。
1級地1の地域ってどんなところ?
1級地1には東京23区・さいたま市・横浜市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市などの政令指定都市が該当します。
他には埼玉県川口市・東京都八王子市・大阪府堺市・大阪府東大阪市・兵庫県西宮市・兵庫県尼崎市などの都市も該当します。
大体、人口集中地区が該当するといった印象です。
こういう地域は、スーパーの野菜なども高いので生活扶助も高いということでしょうね。
夫婦暮らしの生活保護支給金額:1級地2
2番目に支給額の多い地域です。
生活扶助は、20歳~40歳であれば113,760円、41歳~59歳であれば114,710円です。
住宅扶助は49,000円~35,000円が上限です。
1級地2の地域ってどんなところ?
札幌市・仙台市・千葉市・広島市・福岡市が該当します。
他には、埼玉県所沢市・千葉県市川市・千葉県船橋市・東京都青梅市・神奈川県横須賀市・兵庫県姫路市・広島県呉市・福岡県北九州市なども該当します。
滋賀県大津市や岡山県岡山市も該当しますが、1級地1に選ばれなかった都市が多いです。
1級地1よりは田舎だが、全国的には都会の地域です。
したがって、物価はまだ高い方なので生活扶助も11万円を超えます。
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夫婦暮らしの生活保護支給金額:2級地1
生活扶助は、20歳~40歳であれば108,390円、41歳~59歳であれば108,320円です。
初めて11万円を切りました。
住宅扶助は43,000円~36,000円が上限です。
2級地1の地域ってどんなところ?
全国の県庁所在地・高崎市や四日市市や下関市が該当します。
他には30万都市~7万人程度の市などが該当します。
ただ、埼玉県三芳町・東京都瑞穂町・京都府久御山町など一部の町も該当します。
夫婦暮らしの生活保護支給金額:2級地2
生活扶助は、20歳~40歳であれば104,370円、41歳~59歳であれば105,800円です。
住宅扶助は3万円台後半が上限です。
2級地2の地域ってどんなところ?
全国の10万人~5万人の市が該当します。
ただ、新潟県長岡市や長崎県佐世保市などの20万人都市も該当します。
他には、広島県海田町・福岡県新宮町などの3万人の町も該当します。
夫婦暮らしの生活保護支給金額:3級地1
生活扶助は、20歳~40歳であれば99,730円、41歳~59歳であれば101,130円です。
住宅扶助は3万円台が上限です。
3級地1の地域ってどんなところ?
10万人以下の市が多く該当しますが、栃木県栃木市や鳥取県米子市などの10万人越え都市も該当しています。
町村部は、1万人以上の人口を持つ自治体が大半です。
ここまでくると片田舎といえるレベルなので、支給額が10万を切ります。
夫婦暮らしの生活保護支給金額:3級地2
生活扶助は、20歳~40歳であれば95,530円、41歳~59歳であれば96,860円です。
住宅扶助は64,000円~35,000円が上限です。
幅が広いですね。
3級地2の地域ってどんなところ?
1級地1~3級地1までに選ばれなかった市町村が該当します。
山奥や田舎などは大体ここに該当します。
まとめ
大都会では11万5千円・小都会だと10万5千円・田舎だと9万5千円が支給されます。
住宅扶助も都会だと6万円・小都会で4万円・田舎で3万5千円が支給されます。
2人暮らしの平均生活費は13万円とされています。
これを考えると、特に田舎では支給額が足りないといえるかもしれません。
現状の制度だと、生活保護受給者は節制した生活を余儀なくされます。
夫婦2人暮らしの支給額を知っておき、生活保護を受けるかどうかの参考にしてください。
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