生活保護といえば、働かずに収入を得られる制度。
だけど、その分やってはいけないことが多いのでは…。
なにをやっていいのか、なにがダメなのかわからない…。
そこで今回は、生活保護を受けるメリットとデメリットを紹介します。
最後に生活保護を受けるにはどうすればいいかも紹介するので参考にしてください。
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こんなにいいことが!生活保護を受けるメリット
ここでは、生活保護を受けるメリットを紹介しますが、大半はお金が関わることです。
メリット1. 働くことができなくても収入を得られる
生活保護とは、働かずにお金がもらえる制度です。
そのため、「働くことが出来なくても収入を得られる」のは当たり前ですね。
ちなみにもらえる生活保護費にはいろいろあります。
生活保護の種類 | 内容 |
---|---|
生活扶助 | 生活するためのお金で、だれでももらえます。 |
住宅扶助 | アパートやマンションに住んでいる人が家賃を払うためのお金です。 |
教育扶助 | 小学生中学生がいる家庭がもらえます。 |
生業扶助 | 高校生が就学するためのお金です。 |
出産扶助 | 出産するための費用です。 |
葬祭扶助 | 生活保護を受けている世帯のうちの誰かが死んでしまったときに出る給付です。 |
まだありますが、次の段落で説明します。
そして、世帯構成員によってはもらえる生活保護費が増えます。
片方の親しかいない母子家庭には母子加算・障害者がいると障害者加算されます。
妊産婦加算は、妊娠中や生後6か月までの赤ちゃんがいる家庭に支給されます。
自動養育加算は、中学生までのお子さんがいる場合に支給されます。
メリット2. 医療費や介護費用が無料に
これは医療扶助や介護扶助ですね。
タイトルに書いてある通り、医者にかかるお金や介護費用が無料になります。
ただ、医療扶助は指定医療機関でないと適用されないので注意してくださいね。
適用されないと、医者にかかるお金が10割負担になりますよ。
ちなみに生活保護受給者会社にかかるには、福祉事務所から医療券をもらわないといけません。
介護扶助は、要介護や要支援の人がいる場合に適用されます。
メリットだけではない!生活保護を受けるデメリット
生活保護を受けられることはメリットだけではありません。
ここでは、生活保護受給者が受けるデメリットを紹介します。
デメリット1. 親族に生活保護を受けることが知られる
生活保護申請をしたら、まずは親戚や親兄弟などに「何とか支援してはくれないだろうか」という電話がされます。
これにより、タイトルにあるように親族に生活保護受給者であることが知られます。
気にされる方は注意しましょう。
デメリット2. 所有できないもの・制限されるものがある
生活保護を考える方が一番気になる項目では?
まずは土地や車、宝石などの贅沢品・高価資産などは所有できません。
しかし、自分の住んでいる家なら大半は所有が認められます。
車も、交通網が全くないような山奥や通勤にどうしても必要な場合などに所有できます。
デメリット3. 保険加入ができない
これは誤解されやすいですが、医療保険などの「いざというときにお金が支払われる掛け捨て保険」には加入できます。
しかし、年金保険などの「一定の期間を経たらもらえる積立保険」に加入できません。
誤解されやすいデメリットに注意
生活保護に関して「借金できない」「貯金できない」「旅行できない」などと誤解されることが多いです。
借金自体はできますが、借金して得たお金は福祉事務所に提出する必要があり、返済義務だけが残ります。
なので、借金することで得られる恩恵が生活保護受給者は得られないということで、借金そのものはできます。
貯金は、介護リフォームのためや子供の進学費用のためなどしっかりした理由があれば認められます。
それ以外の「ただ貯めている」だけでは、残念ながら認められません。
旅行もできますが、海外旅行に行くと出かけた日数分だけ次の生活保護費が少なくなります。
国内旅行なら問題ありません。
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生活保護のメリットをみて申請したくなった!そんなときは
ここまで読んでいただいて生活保護を受けることを決めた方は、生活保護を受けるにはどうしたらいいかを説明します。
申請する場所は、お住まいの地域の福祉事務所の生活保護担当部署です。
「申請書・本人確認書類・資産収入の申告書」が必要です。
申請書は福祉事務所で入手できるので用意には困らないでしょう。
人によっては預金通帳も必要だったりします。
そして申請したら、面談や家庭訪問などを経て保護をするかどうか決定します。
ちなみに、車や自分の住み家以外の土地などを所有していたら生活保護を受けられません。
当然ですが、一定の収入がある人も生活保護を受けられません。
まとめ
生活保護は働くことが出来なくても収入を得られる制度です。
これが生活保護を受ける一番のメリットです。
その他にも医者にかかるお金が無料だったり介護費用が無料だったりするので、いざというときにも心強いです。
ただ、贅沢品や車などは持てないのでそこに注意してください。
2016年では、日本で餓死者が15人出たようです。
また、飢餓状態の人も日本人全体の中の5%もいるようです。
この数字は、先進国では異常な数字なのだとか。
その中には、本来頼れるはずの生活保護にさえ頼らずに死んでいってしまった人もいるかもしれませんね。
生活保護のメリットデメリットをよく知って、生活保護を受けるかどうかをよく考えてくださいね。
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