「生活保護受給者は生活に困窮しているから、海外旅行には行くな」という厳しい声をよく聞きますね。
本当に海外旅行には行けないのでしょうか。
いえ、そんな世間の声は気にしなくても良いです。
生活保護受給者でも海外旅行に行けます。
パスポートも持てます。
しかし、私は生活保護をもらっているときに海外旅行に行くのはおすすめしません。
今回は、生活保護受給者が海外旅行に行けること、さらには海外旅行をおすすめしたくない理由までを紹介します。
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生活保護受給者でもパスポートを持ち海外旅行できるが…
話は戻りますが、一般論として「生活保護受給者は海外旅行が出来ない。だからパスポートも持てない。」というのがありますね。
これももっともな話です。
しかし、生活保護受給者が海外旅行に行けないという法的根拠はどこにもありません。
つまり、現状(2019年2月10日現在)のままであれば生活保護受給者であるあなたでも海外旅行に行けるのです。
ただ、私個人としては生活保護受給者であるあなたには海外旅行に行ってほしくありません。
これからその理由を紹介しますが、なにも「生活保護受給者は海外旅行する暇があるなら働け」なんて厳しい感情論を書くつもりはありません。
海外旅行をおすすめできない理由
生活保護は日本に住んでいる時に発生される制度です。
つまり、海外にいる時は生活保護制度が発生されません。
何が言いたいかというと、海外にいる日数分だけ次の生活保護費から引かれてしまうのです。
もっとわかりやすいように具体例を書いておきましょう。
生活保護受給者の海外旅行の例
例えば、生活保護費が月に12万円支給される人がいるとしましょう。
この人が、例えばオーストラリアに4泊5日の旅行をしたとします。
この場合、5日分の生活費つまり「一日の生活費4,000円×5日」20,000円が次の生活費から差し引かれてしまうのです。
これが、私が生活保護受給者に海外旅行をおすすめしたくない理由です。
どうしても海外旅行に行きたいなら
それでも海外旅行に行きたいという場合は、知人や親戚親族を頼る必要があります。
これで海外旅行に行けるなら良いでしょう。
ただ、あまりに長期な旅行になると「ならその人に養ってもらえ」ということで生活保護自体が打ち切りなる危険性もあります。
親戚親族に頼れないなら、生活費が少なくなるのを覚悟で行く必要があります。
先ほど例に挙げた人だと、翌月の生活費は10万円になってしまいます。
家賃を考慮すると、生活費が5万円になってしまい、厳しい生活を強いられます。
また、コツコツ貯金してそのお金で旅行に行くのも手です。
貯金する方が最も無難でしょう。
まとめ
生活保護受給者でも海外旅行には行けます。
しかし海外旅行に行った日数分だけ、翌月の生活保護費から差し引かれます。
なので、生活が厳しくなるのを覚悟で行くか、親族をあてにする必要があります。
貯金したお金で行ったほうが波風も立ちにくいです。
「生活保護受給者は働いていないから海外旅行には行くな」という意見をよく耳にします。
しかし生活保護受給者も海外に行きたい、行かなければならない事情があるでしょう。
生活費が引かれるのを覚悟できるか貯金ができるなら、世間の声は気にしない方がよいでしょう。
海外旅行を考えている方は何とか旅費を賄い、ぜひ良い旅を。
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