生活保護の扶助の中には、家賃の支払いを補助してくれる住宅扶助がありますよね。

家賃が住宅扶助費を超えると、超えた分を自腹で支払うことになります。

あなたの住む地域の住宅扶助費上限を知っておきたいですよね。
 

今回は東京都に絞って、住宅扶助費の上限額を紹介します。

生活保護を考えている方はぜひ参考にしてください。

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東京都の生活保護の住宅扶助上限額の説明の前に

生活保護の住宅扶助の上限額を説明する前に、まず級地について説明する必要があります。

級地とは生活扶助の大小によって分けられたグループですが、住宅扶助費も級地で分けられている場合が多いです。

今回は東京都の生活扶助を紹介するので、東京都のどの市町村がどの級地に属するかを説明します。
 

級地ごとの東京都の市区町村紹介

級地 地域
1級地 東京23区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・福生市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・多摩市・稲城市・西東京市・青梅市・武蔵村山市
2級地 羽村市・あきる野市・瑞穂町
3級地 日の出町・檜原村・奥多摩町・大島町・利島村・新島村・神津島村・三宅村・御蔵島村・八丈町・青ヶ島村・小笠原村

 

東京都の生活保護の住宅扶助費の上限額はどれくらい?

それでは、実際に家賃支払い補助である住宅扶助費の上限額を表で紹介しましょう。

1級地

1人暮らし 53,700円
2人世帯 64,000円
3人~5人 69,800円
6人世帯 75,000円
7人以上 83,800円

 

2級地

1人暮らし 45,000円
2人世帯 54,000円
3人~5人 59,000円
6人世帯 63,000円
7人以上 70,000円

 

3級地

1人暮らし 40,900円
2人世帯 49,000円
3人~5人 53,200円
6人世帯 57,000円
7人以上 63,800円

 

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東京都の家賃補助の上限額は適正なの?

東京都の1級地は、住宅扶助費の上限額が一番高い地域です。

しかし東京都は家賃も高いですよね。
 

果たしてこの住宅扶助上限額は適正でしょうか?

最後に、東京都の家賃相場と照らし合わせて考えてみましょう。
 

東京23区の家賃相場

東京23区の家賃相場は、地区によって大きく違います。

地域 家賃相場
足立区・葛飾区・江戸川区 65,000円
板橋区・練馬区 72,500円
杉並区・北区・荒川区 78,000円
大田区・世田谷区・中野区 83,000円
墨田区・豊島区 88,500円
文京区・江東区・品川区 95,700円
台東区 98,000円
新宿区 103,800円
目黒区 107,600円
中央区 115,800円
渋谷区 118,100円
千代田区 125,500円
港区 131,400円

 

これを見ると、一番安い足立区・葛飾区・江戸川区にとっては適正と言えるかもしれません。

ただ、杉並区・北区・荒川区の78,000円以上になると低く感じます。

東京都下の家賃相場

東京都下とは東京23区外の地域のことですね。

こちらも表にまとめます。

地域 家賃相場
青梅市・武蔵村山市 43,700円
あきる野市 45,800円
福生市・東久留米市・羽村市 48,500円
八王子市・小平市・稲城市・東村山市・東大和市 51,900円
昭島市・清瀬市・多摩市・日野市 55,500円
立川市・府中市・町田市・国分寺市・国立市・西東京市 59,000円
調布市 63,500円
小金井市 65,300円
三鷹市 69,600円
武蔵野市 77,400円

 

こちらは、一番高い地域でも少し低く感じるぐらいですね。

清瀬市等なら少し高く、あきる野市ならかなり高く感じますね。

まとめ

東京都の住宅扶助費の金額は地域によって開きがありますが、大体都市部なら53,700円~83,800円、田舎なら40.900円~63,800円です。

この数字は、地域によって高く感じたり低く感じたりします。

住宅扶助費上限より家賃相場の方が高いとその地域の方が不利に、逆に住宅扶助費の方が高いとその地域の方が有利になります。
 

私個人としては、この住宅扶助費は見直してほしいと考えています。

この記事を見て、生活保護を受けるかどうか考えてください。

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